元旦の社説。要点は(産経新聞編)
産経新聞の社説(主張)です。(1/3付けです)
<要 点>
- 明治の改元から今年は150年となる。日本が進むべき道を、先人の足跡に見いだしたい。
- 追いつこう。がんばろう。小さい体で、額に汗を浮かべながら、明治人は刻苦勉励したのだろう。あらゆる分野で「西洋」をひたむきに学んだ。
- 富国強兵策は、このような文脈で理解されるべきである。国の独立を保つために、ひた走った先人の姿を思い浮かべたい。
- 明治人は個人と国家の独立自尊を求めた。先人が残した誇るべき財産である。ひるがえって現代はどうか。
- 最高法規である憲法について考えてみたい。
- 占領下、連合国軍総司令部のスタッフが大急ぎで草案を作った憲法は、国権の発動である戦争を放棄し、交戦権を認めていない。国家の権利の制限である。
- 権利を制限される形で制定された憲法をいつまでも頂くことが、独立国といえるだろうか。
- とうに改正されてしかるべき憲法だが、現政権の下でようやく議論は緒に就いた。これを加速させたい。
- 国難に毅然として立ち向かった明治人の血潮は、現在の日本人にも流れている。現代の国難を乗り越えるため、明治人が見せた気概こそ必要ではないか。
以上
年の初めの「主張」として、産経新聞らしい内容ですね。
明治を回顧し、「明治人を見習うべし、憲法を改正すべし」という内容ですが、憲法改正について、今年はどう動くでしょうか。
産経新聞の思いとは異なり、大きな動きはないのではというのが私の思いです。
(安倍首相は改憲原案の提示に意欲を示されていますが・・・)
国民としては、憲法改正ではなく、給料が上がる経済対策や、安心できる社会保障制度の確立のほうが関心が高いですし、私も人口減少を見据えた社会保障の仕組みについての議論を加速してほしいと思っています。