元旦の社説。要点は(毎日新聞)
毎日新聞の元旦の社説を紹介します。
<要点>
1 機軸をめぐる試行錯誤
- 日本にとって今年は1868年の明治維新から150年にあたる。
- 明治を特徴づけるのは、身分制を廃して国民国家を目指したことだ。
- 民主的な国民国家は、今でも有効な統治モデル
- しかし、このところ私たちが世界各地で目にするのは、国民国家の揺らぎやほころびである
- トランプ大統領が打ち出す移民制限や白人重視策は、建国以来の理念を根底から揺さぶっている。
- 「米国ファースト」に名を借りた多国間合意の軽視も、国論を分裂させたまま進められている。
- グローバル化に背を向けて国家主権に固執するトランプ政権下の米国は、自国の民主主義をも傷つけているように見える。
2 民主主義の統合機能を
- 世界の民族数は2000から3000に及ぶという。国家の数は200弱だから、国民=単一民族ということはあり得ない。
- 1民族1国家を目指すのも現実的ではなかろう。
- 民主主義の参加者に過剰な同質性を求めていけば、国の土台は揺らぐ一方だろう。
- 初めから同質の国家はない。だから政府も国民も努力が要る。
- 違いがあっても共同体のメンバーとして手をつなぐことの大切さを、昨今の国際情勢が教えている。
以上
トランプ政権を意識した内容ですね。
今年1年トランプ政権がどうなるか。
揺り戻しで、多様性を認める政権を求める声がもっと強くなるのではと思います。