AI時代の人間 豊かな活用に道開くため(朝日新聞 社説)
私の好きなテーマの一つである「AI」について、1月6日の朝日新聞の社説に掲載されていましたので紹介します。
<要点>
- 人間はAIにどう向き合うべきか。そして、これからの時代に備えた人づくりとは――。
- 本格的に考えなければならない時期に来ている。
1 笑顔と失業と
- データ処理能力の飛躍的進歩が生んだAIは、生活を豊かに変える可能性を秘める。
- 一方、AI時代に対する不安の中で、最も現実味をもって語られるのが雇用への影響だ。
- 十数年後にはホワイトカラーの仕事の半分がAIに置きかえられるという見方もある。
2 人にしかできぬこと
- 「AIは統計などを使って機械的に答えを出すだけで、物事の意味はわかっていない。だから、その意味を理解し、適切に状況判断できる能力を養うことが、人にとって何より大切だ」(国立情報学研究所 新井紀子教授)
- AIをどう制御し、人間の幸せのために役立てるかを考え、その方向に社会を構築していくことが大切
3 アシロマの挑戦再び
- 昨年1月、米カリフォルニア州アシロマに、AI研究者や法律、倫理、哲学などの専門家が集い、AI開発に際して守るべき23の原則をまとめた。
- 国家や企業が入り乱れて開発を競うなか、いかに秩序を維持し、人類の幸福につなげるか。
- 難題ではある。だがアシロマといえば、43年前に世界の科学者が集まって遺伝子組み換え技術の研究指針を議論し、一定の規制を実現させた、科学史にその名を刻む地だ。
- AIの専門家にかぎらず、人文・社会科学の研究者らも広く巻きこみ、政治家や官僚、そして市民との対話を重ねる。その営みが人間中心の社会でのAI活用につながると信じたい。<以上>
いまいち具体性に欠ける内容ですが、現在の段階ではこれぐらいしか書けないのかなとも思います。
AIをどのように活用して人間の幸せに役立てるのか。そのためには、何が問題なのか。
このあたりを言及してほしかったですね。
今年1年、AIがどのように、また、どこまで進化するのでしょうか。
他の新聞社のAIについての社説も紹介し、比較してみたいと思います。
AIについて読んだ本です。わかりやすく勉強になりました。