日本でいちばん大切にしたい会社は
日本でいちばん大切にしたい会社5(坂本光司著 あさ出版)を読みました。
大切にしたい会社として5社紹介されていますが、いずれの会社も「べた褒め」です。
5社について簡単に紹介しますと
①社会福祉法人北海道光生舎(北海道赤平市)
クリーニング業。障がい者や社会から見放された弱い立場の人を積極的に受け入れている。
②株式会社クラロン(福島市)
運動着メーカー。社員数135名のうち、70歳以上が3人、65歳以上が15人、さらに障がい者が35人、いずれも正社員で雇用されている。
③株式会社さくら住宅(横浜市)
リフォーム会社。(1)社員とその家族、(2)仕入れ先・外注先・協力企業の社員とその家族、(3)現在顧客と未来顧客、(4)地域住民、とりわけ障がい者など社会的弱者、(5)株主。のすべてを大切にする会社
④株式会社天彦産業(大阪市)
鋼材商社。「社員第一主義」を経営理念に掲げている。
⑤日本植生株式会社(岡山県津山市)
環境緑化、保全会社。従業員を『人財』と呼んでおり、創業以来65年間一度もリストラをしたことがない。
⑥株式会社ふくや(福岡市)
明太子メーカー。明太子を一番最初に作った会社だが、明太子を一人でも多くの人に食べてもらうことを優先し特許を取っていない。また、利益の20%を寄付している。
(以上)
共通している点としては
- 社員を大切にしている
- 障がい者や高齢者を雇用している
- 社会貢献、地域貢献への意識が高い
ということでしょうか。
本書は「5」ということなので、既に4冊発行され、いろんな企業が紹介されていると思いますが、おそらく同じ観点で「大切にしたい会社」として紹介されていると思います。
努力されている中小企業にスポットがあたればいいですね。