要点はココ! プチ活字中毒者の乱読日記

図書館の本を読み尽くしているプチ活字中毒者です。読むジャンルは偏ってますが、読書する時間のない人に、本の要点を紹介します。

「隠れ保育料」にご注意を

来年10月から、幼児教育・保育の無償化が始まります。

全く負担がなくなるか。というとそうではなく、今、議論となっている給食費ほか、制服代、絵本代、プールの水道料金など、見えづらい保護者の負担があります。

このことに関して、11月5日の朝日新聞の記事を紹介します。

 

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digital.asahi.com

  • ひとくちに「無償化」と言っても、政府案で対象となるのは、保育園の保育料(認可施設の場合は全額、認可外施設の場合は月額3万7千円が上限)や、幼稚園の教育費(月額2万5700円まで)といった「利用料」のみ。
  • 実際には、これ以外に「遠足代」や「体操教室代」、「文具代」などとして、施設が必要に応じ、独自に設定している様々な保護者負担がある。
  • 幼稚園の昼食代や、数万~10万円程度とされる入園料なども、保護者が負担する見込み。
  • アンケート調査によると、保育料に含まれない保護者の負担について、最低が5万円前後、最高は45万円前後(認定こども園は約50万円)と約9倍の差があった。
  • 年齢別の費用負担では、0歳児では「おむつ」「布団・シーツ代」、3歳児は「制服制帽」、5歳児は「行事費」「宿泊保育」の支払いが、平均負担額を押し上げていた。
  • 保護者への聞き取り調査では「待機児童が多い中で入りたい園は実質選べず、事前説明もない『隠れ保育料』だ。立場が弱い親側はノーと言えない」などの声が寄せられた。
  • 低所得世帯には、幼・保にかかわらず実費徴収分の一部を補助する「補足給付事業」がある。
  • だが内閣府調査によると、15年度の市町村の実施割合は全国平均で約11%。最高は兵庫59%、最低は山梨、奈良、和歌山などの0%。費用の3分の1が市町村負担で、周知が進んでおらず、活用されていないのが実態
  • 保護者の所得による格差を是正するために、補足給付事業の拡充こそ優先すべきではないか」と佛教大の田中智子准教授(社会福祉)は話す。

 以上

 

 

幼児教育無償化が実施されても、いろいろとお金のかかることは多いということですね。

こどものためなら、仕方ないとは思いますけど。

 

補足給付事業が拡充されればうれしいですが、財源の問題もあり難しいでしょう。

 

いずれにしても、園によって負担する内容が違うと思いますので、これから保育園や幼稚園に子どもを通わせようとされる方は、ご注意を。