要点はココ! プチ活字中毒者の乱読日記

図書館の本を読み尽くしているプチ活字中毒者です。読むジャンルは偏ってますが、読書する時間のない人に、本の要点を紹介します。

非認知能力の記事について紹介します

  • 大阪府教育庁が、やる気や自制心といった非認知能力を幼児期から伸ばす取り組みの導入を検討
  • 就学前に身につけたかが、将来の収入や学歴などに影響するという米国での調査があり、着目した。
  • 非認知能力は、幼児期には親が子供の行動に関心を持ち、適切な反応を取ったり話しかけたりすることなどで育まれるとされる。
  • 米国では、就学前の貧困層の子供に非認知能力を伸ばす教育を行った1960年代の政策の効果を追跡調査。教育を受けた層は受けなかった層に比べて、40歳時点で収入や持ち家比率が高く、生活保護の受給率は低かった。
  • 「米国の研究は、恵まれない子供たちへの未就学の段階での教育が最も費用対効果の高いことを示している。」大竹文雄・大阪大教授(行動経済学)の話

【非認知能力】  知能指数(IQ)や学力など、数量化して測る(認知する)ことができる能力に対して、粘り強く取り組む力や協調性、好奇心など数量化ができない力を指す。

 

www.yomiuri.co.jp

 

以上、読売新聞より

 

ãéèªç¥è½åãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

 

「将来、収入が高くなる。」という研究結果が出ていると、どこの家庭も非認知能力を伸ばそうとするでしょうね。

大阪府だけでなく他の自治体でも、同様の取り組みをしてほしいという要望が出てくるのではないでしょうか。

 

 

家庭で非認知能力を育てるにはどうしたらいいでしょうか。

NHKの「すくすく子育て」のホームページある、「お悩みQ&A」に、その答えがありました。

 

質問:非認知能力を育てるためにはどうしたらいいのか?

 

回答①:非認知能力を育てるためには、「遊び」が大切。家の中に安心基地や困ったときの避難所があると、不安から解放されて、好奇心の塊のようになって遊ぶことができると思う。(東京大学教授 遠藤利彦氏)

 

回答②:子ども自身が遊びの中から学んで身につけていくもの。親は、一緒に楽しんで、共感してあげることが基本になるのではないか。(聖心女子大学教授 河邉貴子氏)

 

どこの家庭でも簡単に出来そうですね。

 

ただ、どんな遊びをすればいいかということについても、「お悩みQ&A」にありましたので紹介します。

 

質問:非認知能力を育むために、どんな遊びをすればいい?

 

回答①:「やってみたい」という気持ちが“遊びの質”を高める。(河邉氏)

回答②:乳幼児期の段階では、子どもがおもしろがって一生懸命取り組めたという体験が重要。失敗しても、子どもが夢中で何かをしようとしているなら、先回りせず、じっくりと構えて子どもに関わっていくことが大切(遠藤氏)

 

子どもと遊びを通してじっくり関わるということが大切なようです。