要点はココ! プチ活字中毒者の乱読日記

図書館の本を読み尽くしているプチ活字中毒者です。読むジャンルは偏ってますが、読書する時間のない人に、本の要点を紹介します。

放課後児童クラブに入りやすい県はどこでしょう

厚生労働省が2018年5月1日現在の放課後児童クラブの実施状況について発表しました。

放課後児童クラブを利用されている方も多いと思います。

一方で、利用したくても、待機状態になっている人の多いようです。

保育所の待機児童に比べると、注目は低いようですが、「小1の壁」という言葉も聞きます

 

どんな状況なのでしょうか。

 

ãæ¾èª²å¾åç«¥ã¯ã©...ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

 

放課後児童クラブの待機児童の状況

  1.  放課後児童クラブを希望しても利用できなかった待機児童が、5月1日時点で過去最高の17,279人
  2. 全体の利用児童数も63,3204人増の1,234,366人となり、過去最多を更新。共働き家庭の増加に伴い高まり続けるニーズに受け皿が追い付いていない状況
  3. 学年別に見ると、小学校1~3年生の待機児童が669人減った一方、小学4~6年生は778人増加
  4. 都道府県別では、東京(3,821人)、埼玉(1,657人)、千葉(1,602人)と、3都県で全国の4割以上を占めている。

<以上、時事通信より>

 

厚生労働省の調査結果によると、放課後児童クラブ数、登録児童者数とも年々増えています。

20年前の平成10年、10年前の平成20年と比較して見ると、

クラブ数:平成10年9,729箇所→平成20年17,583箇所→平成30年25,328箇所
登録児童者数:平成10年355,176人→平成20年794,922人→平成30年1,234,366人

と激増しています。

 

少子化の状況にも関わらず登録している児童の数が増えています。

 

放課後児童クラブに入りやすい県、入りにくい県は

 

待機児童については、東京、千葉、埼玉の一都二県で4割を占めています。

首都圏なので多いということはイメージしやすいですが、神奈川県は654人と、3番目に多い千葉県の1,602人に比較して1,000人近く少ないです。

 

神奈川県は放課後児童クラブが充実しているのでしょうか。

 

首都圏以外で注目すべき県として、静岡県と沖縄県があります。

静岡県の待機児童数は、815人と全国で5番目に多く、隣の愛知県に比べ50人ほど多いです。

なぜ、静岡県はこんなに多いのでしょうか。

 

同じ資料で、「待機児童が50人以上市町村」の一覧が載っていました。

それによると、待機児童数が多い順で、浜松市が355人で全国第4位、静岡市が173人で全国第18位となっています。

 

2019年はこの状況が改善されるでしょうか。

 

沖縄県も760人と全国で7番目に待機児童が多いです。

保育所の待機児童「率」も全国で最も高かったことから、保育所と同様に、戦後の事情がこの結果につながっているのかもしれません。

 

一方で、待機児童数が少なかった県はどこでしょう。

少ない順のベスト5は

 

福井県0人、岩手県12人、長野県17人、石川県と滋賀県が19人でした。

 

移住を考えておられる方、参考にしていただければと思います。